【ヒーロー】と【れんげまつり】
4月29日 稲城の大丸では「れんげまつり」でした。
母娘で公園へ向かう途中、元同僚で「稲城のヒーロー」龍井一磨くんにバッタリ会いました。
彼はれんげまつりで唱うのです。
パンとおにぎりを買って公園で遊んだ帰り、「道でバッタリも何かの縁、れんげまつりに行こう」と自転車を漕ぎだしました。
冒頭「稲城のヒーロー」と表現した理由は、彼のその活動。
大阪でのバンド活動を経て上京した彼はヒーローソングを手がけ唄います。
オリジナル曲も数々ありますが、アニソンや戦隊モノの楽曲をカバーすることで地元のたくさんの子ども達を笑顔にしています。
娘はまだEテレど真ん中。
戦隊モノもアニメもまだ早く、なかなか彼のライブをしっかり聴くチャンスがありませんでした。
代表曲の「流星戦隊リュウセギャザー」をはじめて聴きました。
それほど大きくはないお祭りです。
でも風に揺れる木々と青空と踊る子ども達、この曲のエネルギーが突き抜けるように拡がるのを感じたのです。
彼はこの曲をつくるとき、子どもに囲まれてこんな風に唱うことを想像したのだろうか。
多分、違う。
1日1日…1曲1曲を重ねた先にこの場所があったんじゃないだろうか。
眠くてグズる娘をあやしながらも、その場から離れ難く、自転車置き場から聴きいった。
いったい何が正しいのか
彼が歌詞で問う「正義」とされるもの。
私も最近はよく疑うものです。
バンドを解散して活動拠点を変えて、人生の時間をどんな音楽と過ごしていくか、
彼が自分に自問しながら生み出して唄い重ねたヒーローソング。
お友達なのに今まで聴かなくて申し訳なかった…、
正直グッときたのです。
テレビにうつるヒーローも歌手もカッコいいけど、自分と同じ街にギターを弾いて、メッセージを唱うヒーローがいる。
たまに自転車ですれ違ったり、お店で見かけたり…。
子ども達にとってそんな身近なヒーローも素敵だなぁ…と、子どもを育てて初めて思うのでした。
龍井一磨くん、今さらで色々ごめんなさい。
youtubeでも彼の活動、ご覧いただけます。