2020年最後のヨガレッスンと2021年最初の読書
今年最初に読んだ本
▪️「ウイルスから体を守る」
根来秀行著/サンマーク出版
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2020年 私が最後に受けたヨガレッスンは呼吸法の90分。
動きがないのできっと冷えるだろうと少しばかり厚着で臨んだのですが、
始まるや否や予想外の出来事に驚きました。
〈急激に身体が温まったのです〉
いつもの動きを伴う練習では顔や背中が上気して熱くなるものの足指は冷たいままマットを踏むこともしばしば、
この日は正座を組む足先、腿に置いただけの指先にまず最初の感覚が広がりました。
ドクドクと打つ脈、ジンジンとした痺れ…
じきに汗ばんでいました。
・姿勢を正して
・横隔膜の使い方を意識して
・吸う息と吐く息の長さに目を向けて
身体を駆け巡る様々感覚を楽しみながら、
終盤は交感神経と副交感神経を整える呼吸「ナディショーダナ」で全身の感覚は穏やかに凪いだものへと落ち着きました。
呼吸だけで何ともドラマチックだった90分。
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年末に受けた衝撃から1週間、
年始の書店を彷徨っていた視線が止まりました。
「免疫力を高める」「副交感神経」
「毛細血管」「横隔膜」「呼吸」
冒頭に紹介して書籍に散りばめられたキーワードの数々、
先日のクラスが思い起こされ、気づけば手が伸びていました。
人がリラックスしている時に優位となる副交感神経が適切に働くことで免疫が上がるということ、
そのために姿勢を正し、横隔膜を使った深い呼吸が必要となること、
全身に栄養を届ける毛細血管を健康に保つ重要性などなど。
またウイルスというものの構造、人の免疫機能についても教科書のように分かりやすい説明がされています。
「身体にいいらしいよ」とザックリ表現されがちなヨガ、
この本に登場する呼吸法はほとんどのヨガクラスで実践されているものばかりです。
病院も薬もなかった時代に伝えられたヨガの技術を現代の医学が立証しています。
ヨガをする人も、しない人も、これからやってみたい人も是非読んで欲しい一冊。
運動が好きな人はアクティブな時間だけではなく、ゆっくり寛ぐ時間もバランス良く楽しんでください。
今続けている習慣が健康への自信に繋がりますように。