産後という時間〈心と身体のリカバリー〉
産後ヨガのクラスを開催しました。
お母さんたちのリクエストは、
『母乳育児で疲れやすいものの、肩凝りや背中の張りをやわらげたい』
『お腹まわりやお尻を引き締めたい』
どのお母さんにも目指す理想の体調や体型があるものです。
一方、出産という大仕事を終えた身体にも本音があります。
この2つの橋渡しにヨガは非常に向いていると思うのです。
私自身、ヨガの先生から産後の身体は約2年をかけてゆっくりと戻ると聞きました。
2年が過ぎてみると「なるほど」。
運動がただの疲労になる時期、筋力がつきやすい時期、下半身に力が戻る時期…なんとも言えない自然のリズムでそれは巡ってくるようでした。
体型を戻すことを闇雲に頑張っても、身体が「乗る気じゃない」ことも多々あるということです。
産前に戻ることが目指すべき良いことなのか、これも疑問です。
「身体は常に変化している
戻そうとするんじゃなくて、1から創ると考えた方がいい」
ヨガの先生の言葉でした。
適切なタイミングで整えることは重要なことですが、年月とともに自分の身体や心が一箇所に留まることなく変化している…それを受け入れることもまた大事、
そんな学びがありました。
かくいう私も取り戻すことに躍起になった1人でした。
「失ってしまった」という寂しさと
「取り戻したい」という焦り。
筋力も体力も、そして私ひとりの自由な時間も。
精神的なこともそこにリンクしていたように思います。
まったく同じ1日が存在しないように、身体も心も変化があるから「豊か」になれる。
ぜひ 産後の身体と向き合うときも〈fun〉な気持ちを忘れずに。
大仕事をやりきった自分の身体に誇りを持って、いつも沢山のねぎらいと愛情を。
今日は2歳児ドタバタのヨガクラス。
身体の声は聴こえたでしょうか。