わたしの身におきた瞑想の効果のこと②
前回の続きです。
他人の言動に反応したり、他人の評価に一喜一憂、人間ならそれも当然。人間らしくて私は好きです。
でも本意ではないのに、自分の平安な状態から遠ざかってしまったり、小さな悪意が小さな悪意を呼んで負のスパイラルに陥ったり… それは何とか避けたいものです。
そんな時、できることならやりたいのが「ここで止める」こと。
エゴは、恐怖や不安、怒り、妬み…諸々の感情を栄養にするそうです。
頭の中では現実に起きてもいない映像(シーン)が何度も繰り返され、その実態のないものに私たちはさらに反応してしまうのです。
それらを一旦止めるには、まず頭の中で繰り返されているものが経験ではなく、ただの映像だと知ることからです。
それを学んだきっかけこそ瞑想でした。
自分の望まない態度を示された時、感情の渦に飲み込まれていつも何かしらのアクションをしていた私。それは全て頭のなかの妄想に刺激された行動でした。
今回はその行動も一旦おあずけ、その結果…
私は自分の本分を淡々とまっとうしたのです。
家事、育児、ママ友との交流、仕事、自分の趣味の勉強…どのジャンルにも波風を与えることはありませんでした。
それは大きな変化でした。
これまで心が騒がしい時ほど、違ったかたちの余波を受けていました。
イライラしがちで人に厳しくなってしまったり、口調や態度から穏やかさが消えて誤解を招いたり、心ここにあらずで小さなミスが続いたり。
暴れ馬の手綱を握ったのは私だ。
はじめての手応え、瞑想やヨガを通しての学びの効果を現実に感じた瞬間でした。
心の有りかたと、目に見える世界はまるで繋がっているようです。
続く